シノハラ ヨシコ   SHINOHARA YOSHIKO
  篠原 良子
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2025/03
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 基礎看護学実習Ⅱ(ともいき実習)における多様性に関する学び-学生記録から実習目標達成の検討-
執筆形態 共著
掲載誌名 淑徳大学看護栄養学部・大学院看護学研究科紀要
掲載区分国内
巻・号・頁 3,101-109頁
著者・共著者 鈴木茜、小川純子、永田文子、坂井志織、穴水千尋、篠原良子、渡邉多恵子
概要 目的: 「多様性」 を学ぶ基礎看護学実習IIの妥当性を検討する。
方法: 2023年6月に基礎看護学実習II (地域で暮らす人々との共生) を履修した学生の実習最終日プログラ ム終了後に記載した学生記録を対象とし、 実習での学びの記述を抽出してコードを作成し、 実習目標に合致 した学びが得られているか確認した。
結果: 同意のあった学生87名 (84.5%) の実習での学びは 1,037コードが抽出された。 6つの実習目標のいず れかが含まれていた者は84名 (96.6%)、 すべてを包含していた者は2名 (2.3%)、 1つも含まれていなかった 者は1名(1.1%)であった。 実習目標 (3) 「地域で暮らす人々の生活や価値観を尊重する態度を示すことが 「できる」が最多の82名 (94.3%) 実習目標 (4) 「多様性の共有を通して、 包括性について考えることが 「出来る」 は最小の22名 (25.3%) であった。
結論:多様性を理解し、生活や価値観を尊重する態度を示すという目標は、多くの学生が到達できた一方、 包括性や共生について考える目標は達成が乏しかった。 次年度に向けて、これらを踏まえた実習プログラム の再編が求められる。