教員情報 |
モモエダ トモコ
Momoeda Tomoko 桃枝 智子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 養成課程における保育の知の可能性:詩的表現の試みと子ども理解 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東教育学会紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関東教育学会 |
巻・号・頁 | 46,13-23頁 |
担当範囲 | 共同執筆のため抽出不可能 |
著者・共著者 | ◎金允貞・桃枝智子・柳井郁子 |
概要 | 本研究は、養成課程にある学生が保育の実践を通して学ぶ内実に迫り、養成課程における保育の知の可能性を位置付けることを目的とした。保育実習終了後、詩的表現によって実習を振り返る試みを実施し検討した。詩そのものだけではなく、詩に対する学生の解説・感想も含め検討し、近代的な科学の知とは異なる養成課程における保育の知の可能性を探った。その結果、直接子どもと関わる保育の実践の中には、子どもを対象化して客観的に捉える絶対的な知とは異なる、子どもとの関係の中に見出される相対的な知があることが学生の詩を通して確認された。学生の実習後の振り返りを詩的に表現した試みは、言語化できず実習の体験の中に理没していた事柄を意識化する契機になったと思われ、科学的な知に基づく知識や理論では捉え切れない理解が得られていることが示唆された。このような子ども理解は自分の知識の範疇で子どもの姿を捉えることとは逆に、子どもとの関わりの中で見出される本質的な「知」と位置付けることができるのではないかということが示唆された。 |