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教員情報 |
エビハラ ヤスヨ
海老原 泰代 所属 淑徳大学 看護栄養学部 栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 栄養教諭等の配置の現状と課題ー千葉県を事例としてー |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 千葉県立保健医療大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 千葉県立保健医療大学 |
著者・共著者 | 広川由子、井上裕光、鈴木亜夕帆、海老原泰代、渡辺優奈、岡田亜紀子 |
概要 | 栄養教諭は給⾷業務だけでなく,⼦どもの現代的健康課題に対応するという重責を担う.ところが栄養教諭制度創設の際,義務標準法は改善されず,それゆえ現在も栄養教諭と学校栄養職員が併存し,栄養教諭よりも学校栄養職員の配置数が上回る地域が存在する.千葉県もその⼀つである.千葉県の現職の栄養教諭等へ質問紙調査を
実施し分析した.その結果,栄養教諭への移⾏を希望する者の意思は継続しており,栄養教諭免許の意義は薄れていないこと,職務への負担感や困りごとについては,栄養教諭・学校栄養職員(免許あり)・学校栄養職員(免許なし)の三群間で⽐較分析した結果,多くの項⽬において差は認められず⼀様に負担感を持つことが⽰された.複数校掛け持ちに対する負担感は栄養教諭に顕著であった.今後の配置政策への意向については,栄養教諭は,「栄養教諭のみを新規採⽤する」ことを志向する傾向にあり学校栄養職員とは考えが異なるとみられる.よって,栄養教諭免許の意義は薄れていないものの,負担感は少なくなく,とりわけ栄養教諭の負担は⼤きいといえる.栄養教諭等の負担軽減のためには国の配置基準の引き上げが肝要である. |