教員情報 |
タカハシ オサム
髙橋 修 所属 淑徳大学 経営学部 経営学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 職場環境改善とその効果に関する考察-文献レビューを通して- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東北大学 高度教養教育・学生支援機構紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (5),27-40頁 |
概要 | 職場環境改善の効果については、必ずしも研究結果が一貫しているわけではない。また、実際の改善活動の内容が複雑で多岐にわたるため、どのような改善策や方法が有効であるかが十分に明らかにされているわけではない。そこで、職場環境改善とその効果に関する63本の論文についてレビューした。
その結果、いずれかのアウトカムに改善効果が認められた研究は全体の55.6%であった。また、労働者参加型や活動支援者がいる研究では、改善効果が認められた比率が高かった。加えて、改善策ごとに活動類型、活動支援者の有無、アウトカムと改善効果との関連性を分析した。その結果、(1)改善策のうち「教育研修の実施」「情報共有」「職場活性化」「評価・報酬」では、労働者参加型の比率が高かった。(2)「教育研修の実施」「職場活性化」「評価・報酬」では、活動支援者がいる比率が高かった。(3)「作業負荷の軽減」及び「生産方式の見直し」を除いた7つの改善策では、心理社会的アウトカム及び健康アウトカムの両者に改善効果が得られた比率が高かった。 |