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教員情報 |
ミヤケ トシヒコ
MIYAKE TOSHIHIKO 三宅 俊彦 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/11 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 第9節 東アジアの 銭貨流通 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 中世東アジアの周縁世界 |
出版社・発行元 | 同成社 |
概要 | 天野哲也・池田榮史・臼杵勲の三氏が編集した研究書『中世東アジアの周縁世界』の第二章「生産と流通」に、東アジアの銭貨流通の様相を示した。 まずこれまでの銭貨流通に関する研究の動向を整理し、問題点を抽出した。それを受け、考古資料である中国の窖蔵銭と日本の一括出土銭の銭種組成を比較し、両者が非常に似通っていることを発見した。これにより、中国で流通していた銭貨が、そのまま日本に持ち込まれたということが明らかとなった。 さらに銭貨が埋められた時期を日中で比較すると、両者には明らかに時期差があり、同時期に使用されていたのではないことが明らかとなった。そのため銭貨は、日中の共通通貨ではなく、輸出品として中国から日本へもたらされたと考えた。 最後にベトナムの一括出土銭も視野に、中世から近世にかけての東アジアの銭貨流通の様相をモデル化し、その動きを示した。これは、筆者の今後の研究において、基礎となる概念であり、本論でそれが確立できた意義は大きい。 |