教員情報 |
クボタ ミホ
KUBOTA MIHO 久保田 美法 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 心理学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/07 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「土に還っていく過程」に生まれる詩のような言葉―老人施設でのかかわりから |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 箱庭療法学研究 |
出版社・発行元 | 日本箱庭療法学会 |
巻・号・頁 | 30(1),67-77頁 |
概要 | 通常は意味不明なものとして見逃されてしまうような認知症老人の言葉を「詩的言語」と捉え、その様相が乳幼児期の言葉が生まれてくる過程をちょうど遡るようなものであることを示した論考。終末期の心理臨床では、面接構造の不十分さに耐えながら、クライエントの内的世界に出会っていく姿勢が求められるが、認知症老人の「長いターミナル」においても、彼らが発する「なぞなぞ」やオノマトペのような言葉を通して、その心に出会いうること、また往年の姿が遠くなっても、その音やリズムは一人ひとり異なることを示し、その過程に寄り添い耳を傾け続けることも心理臨床家の役割としてあることを論じた。 |