教員情報 |
イシダ ヒトシ
Ishida, Hitoshi 石田 仁 所属 淑徳大学 地域創生学部 地域創生学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 親密な関係破綻後のストーカー的行為のリスク要因に関する尺度作成とその予測力 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 89(2),160-170頁 |
著者・共著者 | 金政祐司・荒井 崇史・島田貴仁・石田仁・山本功 |
概要 | この研究は、恋愛関係の終焉後にストーキングのような行動を取るリスク要因を明らかにすることを目的とし、性格特性(愛着不安や利己性)、別れる前の恋愛関係の特徴、別れた後の感情に着目した。研究1としては、別れる前の恋愛関係の特徴と、別れた後の感情や考えを測定する2つの尺度を開発するために、ウェブ調査を実施した。この調査では、189人の女性と165人の男性が分析対象となった。研究2としては、層化二段無作為抽出法を用いた全国調査の中で、過去5年間に恋愛関係の破綻を経験し、直近の別れを自分から切り出していなかった106人の女性と110人の男性を対象として分析した。分析の結果、愛着不安と、パートナーを「唯一無二」とする感情の両方が、別れた後の利己的な執着を増加させ、その利己的な執着が男女双方におけるストーキング行動を実行する予測因子となることが統計的分析から明らかになった。 |