教員情報 |
ヨシダ マサヒロ
吉田 昌弘 所属 淑徳大学 教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/08 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 倉橋惣三の保育論における教育と児童保護の統一の問題の展開
―「幼稚園令」と施設一元化論を契機とした「実際的問題」の究明として― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 保育学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本保育学会 |
巻・号・頁 | 62(1),115-126頁 |
概要 | 本論文は,倉橋惣三の保育論における教育と児童保護の統一の問題の展開を,1926年「幼稚園令」と自身の施設一元化論を契機とした「実際的問題」の究明として描く。
倉橋は,幼稚園と託児所の全般を視野に入れた保育論の構築という課題,保育論における教育と保護の両側面の克服ないし結合という課題に,意識的に取り組んだ。一元的「保育」概念の構築を試みたが頓挫し,両側面から見た諸手段の「幼児の生活」の中への「按排」を方法とした。倉橋は両側面を結合する保育モデルの提示に成功した。これらは施設種ごとの目的や「職能」に基づいたものであり,倉橋は「幼稚園令」の下で一元的な保育論の構築に成功しなかった。 |