教員情報 |
ホンダ トシアキ
HONDA TOSHIAKI 本多 敏明 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 身近な障害者の存在とパラスポーツ接触――インターネット調査報告―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学研究紀要(総合福祉学部・コミュニティ政策学部) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 淑徳大学総合福祉学部・コミュニティ政策学部 |
巻・号・頁 | 55,101-120頁 |
概要 | 2020年1月に全47都道府県の20~69歳男女4000人を対象としてパラスポーツの接触機会および接触意欲等に関するインターネット調査を実施した。その結果(1)首都圏(東京等)、その他開催地(北海道等)、非開催地(38府県)の3群で分析したところ有意な結果が得られなかった。パラスポーツ接触経験も意欲もに大半が低いためと考えられた。(2)次に身近な障害者の有無を4群に分けて分析した結果、「身近」に障害者がいる2つの群は、「身内のみ」群(331人)と(身内にも身近にも)「いない群」(3523人)と比べてパラスポーツ接触経験ならびに意欲が有意に高かった。(3)さらにパラスポーツ接触経験を従属変数とする重回帰分析の結果、「日常スポーツ接触」「文化資本」「ボランティア関心」が、またパラスポーツ接触意欲を従属変数とする重回帰分析では「日常スポーツ接触」「ボランティア関心」が有意に影響を与えておりパラスポーツ接触の有力な「入口」といえるかもしれない。身近な障害者の存在がパラスポーツ接触を呼び寄せるのではなく、パラスポーツを一緒にみたりプレイする障害のある人が家庭外にいることが最もパラスポーツ接触を呼び寄せるといえる。 |