教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日韓の「対北放送」が伝えた北朝鮮情報 ~「NHK WORLD-JAPAN」と「韓民族放送」の報道内容分析~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学人文学部研究論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (7),57-78頁 |
概要 | 本論文は、日本と韓国の公共放送が実施する、北朝鮮国内を聴取対象地域の一部とした「対北放送」の特徴について、NHKとKBSの2つのチャンネルを事例に検討したものである。NHKが運営するNHK WORLD-JAPANのコリアン・ニュースと、KBSが運営する韓民族放送のニュースを対象に、北朝鮮関連のニュースに限定して報道内容を分析したところ、双方には北朝鮮に向けた情報発信の姿勢に明確な違いが表れた。NHKはミサイルの発射といった国際的に注目されるニュースについては大きく伝える反面、一般的に関心の度合いが低いと考えられる出来事についてはニュースとして取り上げないというスタンスを取っていた。ただし、北朝鮮による日本人の拉致問題のニュースに関しては例外であった。その一方で、KBSは韓国政府の様々な機関からの情報を多用しながら、より細部にまで踏み込んだ内容を伝えようとする姿勢がみられた。また、NHKとは異なり、北朝鮮関連のニュースをニュース項目の上位に持ってくる傾向があった。 |