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教員情報 |
エンドウ ユリコ
ENDO YURIKO 遠藤 ゆり子 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/01 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 戦国時代における田村領の「熊野山新宮年貢帳」と村落 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『史苑』 |
出版社・発行元 | 立教大学史学会会誌 |
巻・号・頁 | 第75巻(第1号(通巻192号)),145-166頁 |
概要 | 田村領国に伝来する「熊野山新宮年貢帳」と「指出帳」を分析し、東北地方の収取の実態を追究したものである。同地域では、現地の山伏の案内の下で、その担当する村ごとに年貢の収取が行われていたことを明らかにした。また、そのあり方は、奥羽仕置の過程でも継承されことが窺える。だが、奥羽仕置時には混乱も見られ、収取をめぐる従来の「地頭」と新「地頭」との争いが生じそうな中で、秋納年貢等の収納が進められ、村はそれを踏み隠そうとする動きも見られた。このような奥羽仕置の実態を明らかにすることで、奥羽各地で起きた一揆の要因も明らかになるであろうことを指摘した。 |