教員情報 |
マエダ ヒサノリ
MAEDA HISANORI 前田 寿紀 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「掛川農学社(舎)」の教育活動の実態 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 筑波大学教育学会『筑波教育学研究』 |
巻・号・頁 | (第2号),33-49頁 |
概要 | 本研究では、二宮尊徳の弟子で明治期の報徳社運動の指導者である岡田良一郎を社長として開設された「遠江国報徳社」の別導隊である「掛川農学社(舎)」(明治11年2月~)の設立・運営の意図と、「掛川農学社(舎)」の教育活動の実態を明らかにした。そして、「掛川農学社(舎)」には、1.「集談会」による農業上の知識・技術と報徳の教説の普及、2.機関誌やパンフレット等の発行、3.「農学教員」「農事(巡回)講師」の雇用、4.「種芸場」「植物園」設置、5.農書、農具・器械の常設、6.「力農精業善行者」の表彰および貧困者・「難村」の救済、7.「遠江獣医講習所」の併設、という教育活動があったことを示した。
これらにより、「掛川農学社(舎)」には「富国安民」思想の内在論理(やその論理に基づく教説・考え方)と「富国安民」仕法の内在論理(やその論理に基づく活動)の継承の側面があったと考えられた。 |