タカハシ オサム   
  髙橋 修
   所属   淑徳大学  経営学部 経営学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/09
形態種別 学術論文
標題 新型コロナウィルス流行下におけるテレワークが従業員の健康と生産性に与える影響に関する一考察
執筆形態 単著
掲載誌名 宮城大学研究ジャーナル
掲載区分国内
巻・号・頁 3(1),33-42頁
概要 本研究の目的は、テレワークが従業員の健康と生産性に与える影響について考察することである。研究方法は文献研究である。独立変数がテレワークであり、従属変数として健康アウトカムと心理社会的アウトカムのいずれかもしくは両方を測定している21本の論文を選び分析した。
その結果、日本におけるCOVID-19流行以降の研究によって、以下の点が明らかとなった。
・日本では、テレワークが従業員の生産性にマイナス影響を与える研究が目立つ。ただし、従業員の学習効果に基づく生産性の向上は報告されている。
・性格特性やテレワークに対する選好という個人的要因よって、テレワークが従業員の健康アウトカムに与える影響が異なる。
・テレワークの頻度が1週当たり0日(非テレワーク)や1週当たり5日(高頻度)では、心理社会的アウトカムに対してマイナスの影響を及ぼし、概ね1週当たり1~4日(低頻度~中頻度)ではプラスの影響を与える。