教員情報 |
イトウ ジュンペイ
伊藤 潤平 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/11 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 法人税制の非対称性と経済的利益 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 研究所年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中央大学経済研究所 |
巻・号・頁 | (第47号),229-240頁 |
概要 | 企業の実質的に稼得した利益と企業の実質的な課税ベースである課税所得との乖離についての定量的な考察と,その要因として法人税制の非対称性がどの程度影響を及ぼしているかについて考察した.現行において課税ベースとされている課税所得は,法人税制の非対称性による課税ベースの縮小の効果が観察されないことから,税務統計等を利用して日本国内の株主に帰属する経済的利益を計測した.結果としてバブル景気以降,経済的利益は課税所得より下方に推移しており,その額が大きく変動するようになった.そして,その最も大きな要因は法人税制の非対称性による課税損失が原因であったことが分かった。 |