教員情報 |
スズキ オリエ
SUZUKI ORIE 鈴木 織恵 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 八世紀の皇后像とその地位 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 「駒沢史学」 |
巻・号・頁 | (第57号),63-82頁 |
概要 | 律令制定後、初めて皇后となった藤原光明子の立后経緯を聖武天皇の立后宣命から検討し、後宮職員令の妃・夫人・嬪条にみえる皇后の出自規定と比較して、八世紀における皇后像の形成について論じた。『日本書紀』では、天皇の娘(のちの内親王身分)が皇后の出自として描かれ、律令では皇后の出自を内親王とする令意をもつが、実際には、天皇が宣命で氏族出身のキサキを立后することを指摘し、律令皇后制実施当初より律令規定と実際の皇后の出自に齟齬があることを指摘した。 |