教員情報 |
フジヤ アキエ
FUJIYA AKIE 藤谷 章恵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | A大学看護学部の学生が技術習得において抱いている「困難」 ―一時的導尿と就床患者の全身清拭に焦点をあてて |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 武蔵野大学 看護学部 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 武蔵野大学看護学部紀要 |
巻・号・頁 | (9),19-28頁 |
著者・共著者 | 藤尾麻衣子、藤谷章恵、鈴木聖子、安藤幸枝、志賀由美、香春知永 |
概要 | A大学看護学部の学生が導尿と全身清拭の技術習得において抱いている「困難」の内容と共通性・差異を明らかにすることを目的とした。研究方法は、A大学看護学部2年次開講の基礎看護技術に関する科目で、導尿と全身清拭の演習後に学生が記述した振り返りの記録を用いた質的記述的研究である。「困難」に関する記述部分を抽出し、状況と内容の視点からコード化し、カテゴリーを生成した。167名(82.7%)の記録を分析した結果、導尿の「困難」は、【清潔・不潔という概念の理解に基づいた行動】【根拠となる知識を活用した実施】【複数行動を実施するときの対応】【緊張感のある中での実施】、全身清拭の「困難」は、【個別性に基づいた計画立案と実施】【日常生活で他者に提供することの少ない技術】【複数行動を実施することに対応】【患者を尊重した対応】【目的に合わせた物品配置】【緊張感のある中での実施】であった。複数行動への対応、患者を尊重した対応、物品配置、緊張感のある中での実施が共通する困難であった。今後は学生がイメージできる教材の工夫、知識と技術を結びつける教育支援体制の工夫などの必要性は示唆された。 |