教員情報 |
カシワメ レイホウ
KASHIWAME REIHOU 柏女 霊峰 所属 淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 子ども家庭福祉の動向と仏教社会福祉の可能性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本仏教社会福祉学会年報』 |
出版社・発行元 | 日本仏教社会福祉学会 |
巻・号・頁 | (第43号),1-31頁 |
概要 | 本論文においては、子ども家庭福祉の政策動向について、子ども家庭福祉・保育制度改革に審議会、委員会委員等として取り組みつつ整理し考察した。特に、保育・子育て支援の動向として子ども・子育て新システムの検討について、児童健全育成の動向として児童館ガイドラインの策定、社会的養護として平成23年中の大きな制度改革の動向について、障害児福祉として障害者総合福祉法の検討状況についてそれぞれ整理し、それらの政策が相互関連なく検討されている状況に対して警告を発した。そのうえで、ソーシャル・インクルージョンの視点に基づいた検討が必要であるとした。続いて、子ども家庭福祉の実情が照射する人間存在や社会の影の部分について子ども虐待死亡事例やこうのとりのゆりかご事例からあぶりだし、仏教社会福祉の可能性について言及した。具体的には、仏教の人間観や社会観をふまえ、また、仏教と社会福祉の類似性に言及しつつ、仏教社会福祉の今後の可能性について理念、人間観、援助の視点、具体的援助方法について言及し、今後に対する期待を込めて提言した。 |