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教員情報 |
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イトウ ナツコ
ITO NATSUKO 伊藤 奈津子 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 職種 准教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/10 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 緩和ケア病棟で働く看護者が捉える終末期患者の苦しみ |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 淑徳大学総合福祉研究科大学院紀要 |
| 巻・号・頁 | (32),217-231頁 |
| 担当範囲 | 研究全般と執筆 |
| 著者・共著者 | 伊藤奈津子・郷堀ヨゼフ |
| 概要 | 本研究は,緩和ケア病棟で働く看護者は終末期患者の苦しみをどのように認識しているのかを
明らかにすることを目的に実施した。緩和ケア病棟で働く看護者に,終末期患者の苦しみの認識 をインタビュー調査した。分析の結果,39の代表的な語りから,15のコード,7のサブカテゴ リー,最終的に【絶望】【死の受容】【複合性】【身体性】という 4のカテゴリーが生成された。また 全人的苦悩の 4つの側面からの分析では,看護者は身体的・精神的側面よりも社会的・スピリチ ュアルペインに関する苦しみについて語っており偏りが見られた。患者の苦しみを的確に捉え, 看護者の心理的負担を増幅させないために,1患者の訴えの真意を読み取る,2患者と看護者の 苦しみの成り立ちを理解する,3患者のありのままを許容する,4 4つの側面から苦しみを見る ことが必要であることが示唆された。 |