教員情報 |
ウジハラ マサナ
Masana Ujihara 氏原 将奈 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/06 |
形態種別 | 学術論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 支援者を支援する-モラルの傷つきとネガティブ・ケイパビリティ- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心と社会 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本精神衛生会 |
巻・号・頁 | 55(2),84-90頁 |
著者・共著者 | 氏原将奈 |
概要 | 昨今の精神疾患患者数の増加、複雑困難な症例への支援、予見の難しい自殺企図など、精神保健医療福祉の現場は、ある意味で災害のような「先行きや終わりの見えない」支援の様相を呈しており、モラルの傷つきも生じやすい。その際に有効な概念が「ネガティブ・ケイパビリティ(性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力)である。複雑な事例検討に安易に答えを出さずに議論を深めることで、曖昧さに耐える能力が醸成される可能性がある。そのため、組織としては多忙な中でも深い議論ができるような体制を整えることや、芸術に触れるようなゆとりを作る機会が求められるだろう。 |