クボタ ミホ   KUBOTA MIHO
  久保田 美法
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 実践心理学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 心理学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/03
形態種別 著書
標題 「老いの時間」を共に生きる―心理臨床からの試み
執筆形態 単著
掲載区分国内
出版社・発行元 ナカニシヤ出版
総ページ数 265
概要 超高齢社会の現在、「老い」は「対策」や「支援」の対象として語られることが多い。本書はそうした「老人問題」あるいは「老人の心理臨床」について論じるのではなく、「老人」あるいは「老い」が語りかけているものに光を当てようとしたものである。「老い」は人生の集積であるとともに、衰退や喪失が避けがたく、有用性から離れる局面もある。しかし、そこには私たちの存在基盤をめぐる豊かな示唆が含まれている。本書は老人病棟で著者が拾った老人の言葉、特にふとこぼれる言葉や認知症老人の一見わけが分からない言葉をとりあげ、そこに込められている思いや体験世界を探究する素朴な営みから、ただそこにあることの意義を考え、老人と共に生きる時間に新たな地平をひらこうとしたものである。(全265頁)