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教員情報 |
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スギハラ マミ
SUGIHARA MAMI 杉原 麻美 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 准教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2026/03 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | コンテンツ制作の「裏側」に学ぶ -文化施設や企画展を教育資源とする表現教育の可能性- |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 淑徳大学 人文学部 |
| 概要 | 本研究は、作品づくりの「裏側」に触れられる文化施設や企画展を対象に、その教育的活用の可能性を探るものである。コンテンツ産業は日本の基幹輸出産業として成長を続ける一方、国際競争力を維持・強化するには持続的な人材育成が不可欠である。しかし従来の教育では完成作品の鑑賞に重点が置かれ、制作過程や制作者の思考に触れる機会は限定的だった。本研究では、小説・文芸、イラスト、マンガ、アニメ、映画、演劇など表現学科と関連の深い分野において、国内外の美術館、図書館、大学附属機関、特別展等を調査対象とした。調査は直接視察を中心に実施し、展示構成、運営主体、参加体験要素、デジタルアーカイブとの併用、事業モデルなどの特徴を分析した。その結果、①多様な主体による運営形態の差異、②クリエイターの思考・制作プロセスをたどる展示と参加体験型デザイン、③実物資料とデジタル資料の相補的活用、④収益モデルや地域連携を含む事業戦略といった論点が抽出された。これらは次世代クリエイターの学習意欲を高め、表現教育を深化させる手がかりとなることを示している。 |