イワムラ タクヤ   TAKUYA IWAMURA
  岩村 沢也
   所属   淑徳大学  経営学部 観光経営学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 古関裕而とその時代ー日本のポピュラー音楽の西洋化の中でー
執筆形態 単著
掲載誌名 淑徳大学 教育学部・経営学部研究年報第4号
掲載区分国内
出版社・発行元 淑徳大学
巻・号・頁 3,129-141頁
概要 古関裕而は、日本を代表する流行歌の作曲家であるが、明治後期に生まれ、大正期にほぼ独学で西洋音楽の作曲技法もマスターし、昭和初期から作曲家としてのキャリアを開始した。昭和初期は、ラジオ放送、電気レコード録音、トーキーの映画、楽譜産業が盛んになり、日本の音楽産業は、それまで社会に流行っている流行歌を採集するビジネスではなく、多量に短期間に音楽を生産する時代に突入した。そのときに必要とされた作曲家の一人であった。クラッシックの作曲技法を基礎として、機能和声的なコード進行、メロティに単に分散和音の伴奏を付けるだけではなく、副旋律、前奏、間奏、後奏に特徴を持たせ、日本の聴衆はそれらも含め、彼の音楽に惹かれた。