教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/04 |
形態種別 | 解説 |
標題 | 韓国、「放送通信委員会」が発足 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 放送研究と調査 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 58(4),84-84頁 |
概要 | 放送及び通信政策を主管する「放送通信委員会」が2008年2月29日、正式に発足した。韓国の国会が2月26日の本会議で、放送委員会と情報通信部を統合する「放送通信委員会設立及び運用に関する法律案」を承認したことによるもので、3月2日、イ・ミョンバク(李明博)大統領は、初代放送通信委員長にチェ・シジュン(崔時仲)氏を内定した。韓国では長年にわたって放送業界・旧放送委員会と情報通信業界・旧情報通信部の対立により、IPTVなどに象徴される放送通信の融合サービスが遅々として進まなかったが、放送通信委員会の発足により、今後は本格的な推進が可能となった。しかしその一方で、従来の放送委員会は独立行政組織であったのに対して、放送通信委員会は大統領直属の組織であり、大統領が放送通信委員長を任命するなど合議制委員会としての性格を排除する形になっているため、専門家からは政治的独立性に疑問の声が出るなど、新たな課題も抱えることになった。 |