アラクニ ケイスケ   
  荒邦 啓介
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/03
形態種別 学術論文
標題 「海軍法務官の武官化をめぐる一幕――明治憲法下における軍事法制覚書」
執筆形態 単著
掲載誌名 淑徳大学研究紀要(総合福祉学部・コミュニティ政策学部)
掲載区分国内
巻・号・頁 (58),133-154頁
概要 本論文は、1921年制定の陸海軍軍法会議法で登場した陸海軍法務官(文官)を武官とするか否かという軍内部での議論、特に1940年10月以降に行われたそれを取り上げた。とりわけ本論文では、その職務の公正さを保つためのものであった身分保障について、海軍法務官らがどのようにとらえ、そのうえで武官化をどのように考えていたのかを、主に防衛研究所所蔵資料をもとに整理・分析した。その結果、海軍法官たちは、武官化の賛否について、さらに武官化するとして身分保障をどうするかについて、一致した見解を持っていたわけではなかったことを指摘した。