教員情報 |
サイトウ テツヤ
SAITO TETSUYA 齊藤 鉄也 所属 淑徳大学 経営学部 経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/02 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 仮名字母の出現傾向を用いた尾州家河内本源氏物語関連写本の調査 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 情報処理学会論文誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 情報処理学会 |
巻・号・頁 | 61(2),144-151頁 |
概要 | 本論文では,同一書写者によると考えられる写本を発見することを目的に,同音の仮名字母の出現 頻度率を特徴量として,写本の寸法や字形の類似性の指摘がある,尾州家河内本源氏物語と伝為家筆本源 氏物語,梅沢本栄花物語,東松本大鏡を対象とした調査を行った.同一書写者によるとの指摘がある写本 間距離の分布を推定し,その 90%が該当する距離を閾値として用いた階層的クラスタ分析を行った結果, 尾州家河内本源氏物語の一部の巻は,伝為家筆本源氏物語と梅沢本栄花物語の一部の巻と写本間距離が近 いことが明らかになった.写本間距離が近い写本は同一書写者または関係者による写本である可能性を指 摘できることから,これら写本が同一の書写集団によって書写された蓋然性を高めているといえる. |