教員情報 |
タケモト シンスケ
竹本 信介 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/10 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 外務省の行政責任論 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 立命館法學 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 立命館大学法学会 |
巻・号・頁 | 2010(331),333-377頁 |
概要 | 本稿の主題は、現代日本外交における外務省の行政責任に関する考察である。日本外交に関する先行研究では、国民を外交アクターとして明確に位置づけていない点に注目し、その問題に対して「問い」を立てた。本稿は、国民、外務官僚、外交研究者、メディア(主に新聞記者)との関係に焦点を当て、足立忠夫およびC・ギルバートの行政責任理論をもとに国民の外交アクターとしての役割を明確化することを目指している。その結果、現代日本外交における行政責任の構造的脆弱性が浮かび上がった。特に、外交政策における国民の参加機会の不足や外務省の責任の曖昧さが、外交の透明性や効率性に悪影響を及ぼしていることが確認された。考察を通じて、現代日本外交における行政責任の強化と国民の積極的関与の重要性が論点として浮かび上がった。 |