教員情報 |
スズキ オリエ
SUZUKI ORIE 鈴木 織恵 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 穏子立后と平安中期の中宮職―御贄進上を中心として |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 延喜式研究 |
巻・号・頁 | 21,110-137頁 |
概要 | 平安中期に醍醐天皇の皇后となった藤原穏子の中宮職について、『延喜式』の御贄の進上から論じた。穏子に設置された中宮職を『類聚符宣抄』と『延喜式』から比較して、平安中期に中宮職が再編成されたことを指摘した。その要因として、承和の変以降、天皇の妻后が立てられなくなり、皇后不在期間が生じて、内裏内で官人より奉仕を受ける皇后の附属機関が形骸化したこと、約1世紀ぶりに行われた妻后の冊立の背景には、保明皇太子の没去により皇太孫として立太子した慶頼王に対する皇后の穏子の補佐役割を指摘した。 |