教員情報 |
ジンダ ヤスコ
陣田 泰子 所属 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 筋委縮性側索硬化症患者と家族のライフヒストリー -内発的発展論を用いた社会学的考察- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東洋英和女学院大学大学院修士論文 |
概要 | 1.難病として、いまだ治療法のない筋委縮性側索硬化症患者は、発症後全身の筋肉が麻痺する病気であり、呼吸筋麻痺により、死に至る。
2.本疾患患者に10年間面接を継続した結果、1日20回以上「死にたい」と言っていた患者が10年後、夫に「今が一番幸せ」と瞬きで話すまでの経過を①面接②参加観察、を中心とした質的研究法によって、患者と家族の生き方を含めた生活について明らかにした。個人の生き方及び生活を描き出す方法として文化人類学的方法である「ライフヒストリー」を用いた。また考察には鶴見和子の内発的発展論によって「難病、という疾患は10年かけて確実に進行していたが、本患者の内なる自己は”死にたい“と言い続けたが10年目に、”今が一番しあわせ“と瞬きで夫に話しかけるまでに変化したことについて、その内発的発展を支えた看護師たちと、家族の存在の重要性を論述した。 400字詰原稿用紙、140頁程度 |