教員情報 |
ヤマシタ サチコ
YAMASHITA SACHIKO 山下 幸子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 【研究ノート】パーソナルアシスタンスに関する議論の系譜と、その争点 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 総合社会福祉研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (47),103-113頁 |
概要 | 本研究は、障害者の権利に関する条約に批准した日本において、パーソナルアシスタンス(PA)制度の実現に向けて何が議論の争点になるかを、PAに関する議論の変遷と動向をふまえ、まとめ示すものである。そしてその結果をもとに、今後のPA制度化のために必要な視点を明示する。争点としては、①PA制度「新規」創設への懸念、②ダイレクトペイメントへの懸念、③意思決定支援の必要な障害者への権利擁護、PA利用の適性、④財源確保の4点にまとめた。また、各々の争点に対し、重度訪問介護の「発展的継承」としてのPAという認識の必要、PAとダイレクトペイメントとは必ずしも不可分のセットではないこと、障害者本人を中心とした「支援の輪」の形成とそこでの継続的な障害者と介護者との関わりによる権利擁護の可能性、財源確保のための試算作業の必要という点を、今後検討すべき課題として提示した。 |