教員情報 |
オガワ ジュンコ
OGAWA JUNKO 小川 純子 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 入院中の小児がん患児に対する健康教育・身体活動介入に関する実態調査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 淑徳大学看護栄養学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (10),19-29頁 |
著者・共著者 | 小川 純子(淑徳大学 看護栄養学部), 伊藤 奈津子, 河上 智香, 竹之内 直子, 田村 恵美, 小原 美江, 鈴木 恵理子 |
概要 | 1.目的 入院中の小児がん患者に対する健康教育・身体活動介入に関する実態を明らかにすることを目的に研究を行った。2.研究方法 全国で小児がんの治療をしている104施設の看護師312名を対象に、郵送にて自作の質問紙調査を実施した。3.結果 95人(30.4%)から返送があった。感染予防、口腔ケア、化学療法や薬に関する健康教育は、50%以上の看護師が実施していた。一方、身体活動については約30%のみの実施であったが、約9割の看護師が必要性を感じていた。意図的な身体活動介入の内容は、リハビリテーション(63.2%)、病棟外の散歩(25.3%)、定期的な集団遊び(18.9%)などであった。さらに子どもへの日常的なかかわりの中で、「下膳を子どもに任せる」「遊びを通して活動時間を増やす」などの工夫をしていた。身体活動の必要性としては、「筋力低下」「活動範囲の制限や低下」「体力低下」「ストレス発散・気分転換が必要」などが挙げられた。4.考察 小児がんの子どもを対象にした身体活動に関する健康教育の実施は少なかった。しかしほとんどの看護師が必要性を認識しており、継続の難しさを感じながらも日々の関わりの中で子どもの活動を促す工夫をしていた。 |