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教員情報 |
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ワタナベ マスミ
渡辺 真澄 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 職種 助手 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/11 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 子育て期の父親の抑うつ状態に関連する要因:日本における文献の検討より |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 日本産前産後ケア・子育て支援学会誌 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 著者・共著者 | 渡辺真澄、渡邉多恵子 |
| 概要 | 目的:子育て期の父親の抑うつ状態と関連する要因を日本の先行研究から明らかにし、父親のメンタルヘルス支援における研究課題を明確にする。
方法:医学中央雑誌Webで「父親」「抑うつ」をキーワードに原著論文に絞り検索、目的に照らし対象論文を厳選。関連要因を抜き出しコード化、類似する意味や背景をもつコード同士をまとめる形でサブカテゴリ及びカテゴリに分類。 結果:論文124本を直近10年の原著論文に絞り23件を対象とした。83コードから27サブカテゴリ、6カテゴリ(父親自身のもつ要因、家庭環境・生活に関する事項、妻の身体・健康に関する課題、夫婦関係、子どもに関する要因・影響、サポートに関する事項)に分類された。父親の抑うつには、これらの要因が相互に影響し合い、抑うつ状態の悪化・軽減に作用しており、父親の抑うつを家族システム全体の課題として捉える必要性が示唆された。 結論: 父親の抑うつは単一的な支援では不十分であり、特に父親の肯定的感情に注目することは、母親の負担軽減や家族機能向上、子どもの発達支援につながると考える。今後は父親の心理的特性を明らかにする研究が求められる。 |