教員情報 |
ナガサカ イクヨ
NAGASAKA IKUYO 長坂 育代 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | ターミナル期にあるがん患者の苦痛の分析-看護記録によるターミナル期初期と終末期の苦痛の比較 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 大阪大学看護学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 5(1),25-31頁 |
担当範囲 | 研究全般(計画立案、データ収集・分析、論文執筆) |
著者・共著者 | 髙橋(長坂)育代, 杉田塩, 久米弥寿子, 小笠原知枝 |
概要 | ターミナル期にあるがん患者の苦痛を明らかにすることを目的として,看護記録に記述されている対象患者の苦痛表現を収集し分析した。1)苦痛表現の中では,初期・終末期共に身体的苦痛に関するものが非常に多く,ターミナル期にあるがん患者の苦痛は,主に身体的苦痛としてあらわされる傾向がある。2)両時期において,身体的・精神的・社会的・霊的4側面の苦痛表出傾向や苦痛項目の順位,及び同項目の苦痛表現に違いが見られたことから,ターミナル期の時期において患者の苦痛は変化するといえる。3)ターミナル期終末期では,苦痛の4側面及びその総和において明らかに苦痛件数及び苦痛項目数が増加し,同じ苦痛項目の比較では7項目に明らかな増加が認められたことから,ターミナル期終末期は初期に比べて,患者の苦痛が増加し多様化することが示唆された。 |