教員情報 |
スエナガ ショウイチ
SHOICHI SUENAGA 末永 昇一 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | よりよい授業につながる意欲の評価─理科学習における問題解決としての評価─ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 月刊「初等理科教育」 |
出版社・発行元 | 農文協 |
巻・号・頁 | 45(2),14-17頁 |
概要 | 意欲は、表面には出てこないが重要な学力である。意欲は4つに大別される(鹿毛雅治―内容こだわり型意欲、関係こだわり型意欲、条件こだわり型意欲、自己こだわり型意欲)が、特に理科の授業では「内容こだわり型意欲」に重点を置きたい。意欲を評価するには佐伯胖の「学びのひろがりと高まりの諸段階」が参考となる。また、鹿毛の「問題解決としての評価」を積極的に授業に取り入れることが授業の質向上につながる。3年「じしゃくのせいしつ」、5年「水溶液」で実際の評価の方法を示した。
児童の気づきや考えの内容から意欲を読み取ることが意欲の評価につながると考えるが、授業の様々な場面で実施することができる。(仮説を考える。友達の考えを理解して自分の考えを併せて検討する。仮説の検証方法を考える。実験や観察の結果を図や表などで整理する。実験や観察の結果から仮説が証明できる部分と矛盾が残る部分を分析・検討する。自分と友達の分析結果を総合して結論を出し、一般化しようとする。学習の成果を活用しようとする。等)よりよい授業につながる意欲の評価は、暗黙の評価感との違いを明確にし、児童の気づきや考えをていねいに読み取ることが大切である。 |