教員情報 |
サイトウ タカシ
齊藤 崇 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 福島県中通り地方における震災後の保護者支援の実情-ナラティヴの分析から- |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 乳幼児教育学研究 |
巻・号・頁 | 27,1-10頁 |
担当範囲 | 共同研究により執筆箇所執筆部分抽出不可 |
著者・共著者 | 守 巧 齊藤 崇 |
概要 | 本研究では、東日本大震災後の福島県中通り地方の保育所で環境が激変した状況での保護者支援の実情を保育者のナラティヴから明らかにした。震災発生時に保育に従事し、現在も勤務を継続している保育士6名を対象に半構造化インタビューを実施した。ナラティヴの重奏化という分析方法において分析を行い、概念図を作成した結果、保育士の保護者支援であるにもかかわらず「医療・福祉領域」「教育領域」に支援がわかれ、仕事に没頭することで現実を回避し、放射能の話題を回避し、環境への適応に向けて努力する様子が浮き彫りになった。その中で、保護者との密な情報交換を行おうとしたり、被災した悩みについてすべてを受け止めようとする、保育者の保護者支援業務ではない支援をする様子が浮き彫りになった。震災の状況のなかで、職務・命令、自発的支援の支援も行われるため、管理職のフォローが必要であり、「保育相談支援」分野の研究の蓄積が課題である。 |