教員情報 |
ヤオイタ シュンペイ
YAOITA SHUNPEI 矢尾板 俊平 所属 淑徳大学 地域創生学部 地域創生学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/10 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 子育て支援に関わる社会インフラの整備とサービスに関する研究‐出生率・子どもの移動に与える影響と先進事例の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | フィナンシャル・レビュー |
出版社・発行元 | 財務省財務総合政策研究所 |
巻・号・頁 | (124),7-28頁 |
著者・共著者 | 中澤克佳、矢尾板俊平、横山彰 |
概要 | 本稿は,家族規模の縮小や女性の社会進出など,家庭内扶養機能が弱体化し,特に都市部を中心に待機児童問題や出生率の低下が指摘されてきているなかで,自治体(市区町村)の子育て支援政策を「子育て支援の社会インフラ」と位置づけ,その政策効果に対する定
量的な評価と,ヒアリングを通じた課題発見と考察を試みている。 本稿の前半では,自治体の社会経済特性および子育て支援政策が「子どもを産み育てたい環境を形成しているか」について,出生率と子どもの移動という 2 つの視点から定量的な評価を行った。本稿の後半では,東京圏の政令指定都市へのヒアリングを通じて,子育て支援政策の展開と課題を明らかにした。このような事例を通じて示唆されることは,自治体の戦略的なインフラ整備の政策選択行動において,設定された政策目標に対し,ハード面のインフラとソフト面のインフラを相互に補完させ,組み合わせ,コーディネーションを図り,保育サービスの「量」と「質」をいかに高めていくのかという視点を持ちながら,インフラ整備を進めていくことである。 |