教員情報 |
ヤオイタ シュンペイ
YAOITA SHUNPEI 矢尾板 俊平 所属 淑徳大学 地域創生学部 地域創生学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 日本経済再生と安倍政権の経済政策‐アベノミクスの現状と課題‐ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学研究紀要(総合福祉学部・コミュニティ政策学部) |
出版社・発行元 | 淑徳大学総合福祉学部・コミュニティ政策学部 |
巻・号・頁 | (50),119-133頁 |
概要 | 本稿では、アベノミクス以降の日本経済の状況を確認するとともに、物価と雇用・賃金の状況を確認した。「アベノミクス」は、エネルギー価格の低下や家賃による物価押し下げ効果を通じて、物価上昇目標を達成することはできていないが、概ね、物価上昇傾向にあり、「デフレ脱却」の道筋が見えてきている、と言える。一方で、賃金については実質賃金が低下しており、大きな課題となっている。本稿の考察から、アベノミクスを通じた日本経済再生の条件は、①実質賃金率が物価上昇率を上回ること、②生産性の向上を通じた企業収益率の増加、③労働力供給不足の解消であると示唆した。 |