教員情報 |
ハセガワ ミキコ
hasegawa mikiko 長谷川 美貴子 所属 淑徳大学 人文学部 人間科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 身体を介するコミュニケーション -意志を伝え合う装置- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学短期大学部研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (66),153-162頁 |
概要 | 本論文は身体を介して直接的に日常生活動作を支援している介護・看護の専門職者が、接触をともなうケアの中でどのようなコミュニケーションを行っているのかについての考察を試みている。考察のために基盤とした考え方はミルトンメイヤロフが提示している、独立した他者という存在でありながらも自分の身体の延長のように感じるという「ケア」の特徴である。身体を介するコミュニケーションによって言葉ではあらわしきれない微かな意志などが伝わっていること、身体を介するケアは、援助者が一方的にケアを実践するのではなく日援助者の力を使っている(被援助者が実践するように促す)こと、言い換えると、援助者・被援助者の両者がお互いに協働作業を行ってお互いの力を活用しながらケアは成立していることが示唆された。さらには、非言語的である身体を介したコミュニケーションの研究は相対的に少ないことから、今後さらなる議論が必要になることが明らかになった。 |