教員情報 |
ヤマニシ テツヤ
YAMANISHI TETUYA 山西 哲也 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | バスケットボール指導の実践研究-運動技能領域に着目して- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 中国四国教育学会「教育学研究紀要」第54巻 第2号 P.662~P.667 |
概要 | 本稿は,指導者側だけで決定していた指導内容を被指導者側を含む双方向で行うことで,効果的な指導方法の構築が可能であるとする仮説を基に,今まで主に指導者側中心の考えであった技能の指導効果を被指導者側の自由記述を基に考察を行い,指導の効果性を明確にすると共に指導内容の省察を行うことを目的とした。 それにより,シュートに関する事が一番多く意識しており,ドリブルが少なかった。また,①シュートは「タイミングが取れない」「ボールを見ながら動けない」②ドリブルは「膝が使えない」「身体の一部を意識し,全身の動きのイメージが出来ない」③パスは「ポジショニングが分からない」とした初心者の技能課題も明確になった。 指導者は,四種類の「技術・戦術の指導」,七種類の「意欲を喚起させる行為(言葉掛け)」を用い,それらの指導法の要因となっているのが指導者の十四の「感情」であるのが明確と成った。そして人数も少ない事もあり,チームプレーの指導時間が少なく,競技としてのバスケットボールの楽しさを教えられなかったと省察している。 |