教員情報 |
ゴウホリ ヨゼフ
Josef GOHORI 郷堀 ヨゼフ 所属 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 血液悪性腫瘍治療における意思決定プロセスに関する研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 死の臨床 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本死の臨床研究会 |
巻・号・頁 | J-STAGE早期公開日2024/03/04 |
著者・共著者 | 郷堀ヨゼフ、今井洋介 |
概要 | 本研究は,血液悪性腫瘍治療中の患者の意思決定過程に着目したものである。患者,医療者,家
族の関わりを観察することを通して,意思決定支援の実態を把握するとともに,共通理解を図る際 の課題を明らかにすることを目的とした。本稿は意思決定プロセスに関するエスノグラフィー調査 をまとめたものである。症状の急変や治療法の頻繁な変化に直面する 70 歳代の男性の症例を取りあ げ,参与観察とインタビューを中心に調査を実施した。意思決定プロセスを「お任せ」「転換期」そ して「2 つの橋渡し」といった 3 段階に分類し,面談の主題分析を行った。その結果,家族関係と 生活課題に重点を置く患者と,症状,治療法とその効果に注目する主治医との認識の違いが確認さ れたほか,家族内のコミュニケーションの課題が浮き彫りになった。共通理解の際の課題が意思決 定プロセスにおいてどのように反映され,意思決定の方向性と内容をどのように変えていくかにつ いて観察できたほか,患者と主治医の視点の統合への道筋が示唆された。 |
DOI | https://doi.org/10.34317/jjard.JJRD-D-23-00006 |
ISSN | 2434-9089 |