教員情報 |
サイトウ タカシ
齊藤 崇 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「教育福祉」における現代の乳幼児期の実践的課題-こども政策に焦点をあてて- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学研究紀要(総合福祉学部・コミュニティ政策学部)第58号 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 淑徳大学 |
巻・号・頁 | (58),1-10頁 |
著者・共著者 | 齊藤 崇 |
概要 | こども基本法施行により子どもを権利の主体者として見る見方がクローズアップされている。教育福祉の観点より、子どもの生存権・生活権、教育権・学習権を踏まえながら幼児教育・保育の無償化について概観した。幼少期の教育投資の収益率が高いという文脈が近年のこども政策の決定に影響を与えており、子どもの最善の利益の理念・価値選択を優先すべきであるといえるが、本制度は、少子化対策であり、市場化された経済政策としての発想の色合いが濃い。したがって、実践のステージのエビデンスが必要であり、子育て支援全般が理念から制度設計へと議論される際に、実践から制度へ、制度から理念へ、理念から実践へといった検証が必要である。さらに当事者側の観点から、①名称の難解さ②制度の複雑さ③制度の乱立により、支援が必要な子どもへと行き渡っていないという課題を指摘した。情報弱者になればなるほど、子育て支援を享受できないことの可能性を指摘した。 |