教員情報 |
ヤマモト イサオ
YAMAMOTO ISAO 山本 功 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/06 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 【雑誌論文】親密な関係破綻後のストーカー的行為のリスク要因に関する尺度作成とその予測 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 公益社団法人日本心理学会 |
巻・号・頁 | 89(2),160-170頁 |
著者・共著者 | 金政祐司・荒井崇史・島田貴仁・石田仁・山本功 |
概要 | 本研究の目的は,パーソナリティ特性(愛着不安と自己愛傾向),交際時の関係性,関係破綻後の思考や感情といった観点を踏まえ,親密な関係破綻後のストーカー的行為の加害リスク要因を明らかにすることであった。研究1では,交際時の関係性の測定尺度ならびに関係破綻後の思考や感情の測定尺度を作成するため,189名の女性と165名の男性を対象にWeb調査が実施された。研究2では,層化2段無作為抽出法による全国調査が実施され,過去5年間に親密な関係の破綻を経験し,かつ一番最近の恋愛関係の破綻時に相手から別れを切り出されたとする者,女性106名,男性110名が分析の対象となった。多母集団同時分析の結果,男女共通で,パーソナリティ特性の愛着不安と過去の交際時の唯一性が,関係破綻後の思考や感情である独善的執着を高め,さらに,その独善的執着がストーカー的行為を増大させることが示された。 |