オガワ ジュンコ   OGAWA JUNKO
  小川 純子
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/11
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 「臨地実習において配慮が必要な学生への教育上の調整」におけるFD・SDプログラムの開発(第一報)
執筆形態 共著
掲載誌名 日本看護学教育学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 31(2),95-106頁
担当範囲 プログラムの実施、データ収集、分析
著者・共著者 飯岡 由紀子(埼玉県立大学/大学院研究科), 松岡 千代, 小川 純子, 遠藤 和子, 吉本 照子
概要 [目的]教育上の調整に関する3段階のFD・SDプログラムを開発し、知識を習得するレベルIを評価した。[方法]FD・SDプログラムはレベルIIIIIIで構成した。レベルI評価のため、プログラム参加者を対象とした無記名質問紙横断研究を行った。FD・SDプログラム評価・研修前の合理的配慮に関する既知などの設問を設定した。研究倫理審査委員会の承認を得た。[結果]230部を分析した(回収率81.4%)。対象者は看護職が78%だった。教育上の調整に自分が取り組むことの重要性と、組織的な教育上の調整に取り組む必要性を高く認識していた。レベルIの満足度と役立ち度は、NRSで8以上と高く評価された。障害者差別解消法や合理的配慮の既知は約3割に留まった。教職員と看護職との比較分析では、教育上の調整に自分が取り組むことの重要性、合理的配慮の認知で、教職員の方が有意に高かった。[考察]レベルIは実現可能性が確保され、合理的配慮や教育上の調整の理解の促進、組織的な取り組みの重要性が促進し、プログラムの有効性が示唆された。また、教職員と看護職の合同研修は重要で、教育上の調整の包括的な支援が促進されると考える。