教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本の国際放送が報じた北朝鮮による拉致問題 ~NHK WORLD-JAPAN「コリアン・サービス」のニュース分析から~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学人文学部研究論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (8),93-102頁 |
概要 | 本研究の目的は、公共放送のNHK(日本放送協会)が実施するラジオ国際放送「NHK WORLD-JAPAN」のストレートニュースを検討対象として、北朝鮮による日本人拉致問題関連ニュースの報道傾向を考察することにある。
北朝鮮=朝鮮民主主義人民共和国を聴取対象地域の一部として、日本国内からコリアン(韓国語、朝鮮語)により直接伝えられるNHKラジオ国際放送のニュース内容を検討した結果、拉致問題関連ニュースを取り上げた回数は月ごとに大きな差があることが判明した。拉致問題に関するニュースについては、コンスタントに一定の量を伝えるのではなく、ニュースが出た際に集中的に報道するスタイルであることが推察された。また、弾道ミサイルを頻繁に発射するなど、世界的にも注目を集める北朝鮮の動向を扱った内容は、ニュースオーダーの上位で取り上げることが多いのに対し、日本国内の拉致被害者家族の動向、および、拉致問題に関する首相や官房長官の発言内容は、ニュースオーダーの中位から下位にかけて扱う傾向にあることが確認できた。 |