教員情報 |
ヤオイタ シュンペイ
YAOITA SHUNPEI 矢尾板 俊平 所属 淑徳大学 地域創生学部 地域創生学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/09 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 財政再建と経済成長 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中央大学出版部 |
担当範囲 | 小泉構造改革以降の政策転換と自治体財政の現状‐地域再生・地方創生の視点から- |
著者・共著者 | 中央大学財政研究部会 |
概要 | 本稿の目的は、小泉構造改革以降の国と自治体との財政関係を捉えるとともに、今後の課題を明らかにすることである。大きな論点としては、①ストックで見たときの財政状況は本当に改善しているのか、②臨時財政対策債の課題は何か、③地域再生・地方創生の事業の現状と課題は何か、ということである。小泉構造改革以降、弱まった地域経済に対し、福田内閣以降の路線転換により、多くの予算、資源が国から地方に投入されてきた。そして、第2次安倍内閣以降、地方創生という壮大な国家プロジェクトが動き出すという系譜があることが、総務省の「地方財政計画」や「地方債計画」に基づいた整理の結果、明らかになった。地域再生・地方創生は「成長と分配の政策」であるとともに、政治的には「政権維持」の鍵であるとも言えよう。経済成長という観点においても、今後は国の財政再建、国と地方との間の財政関係について見直しは不可欠である。
(小泉構造改革以降の政策転換と自治体財政の現状‐地域再生・地方創生の視点から-(pp.91-112)を担当) |