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教員情報 |
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ナカノ マサアキ
中野 正昭 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2023/03 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 商業演劇としての「俄」とドラマ性――佐賀俄・筑紫美主子劇団を中心に―― |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 淑徳大学人文学部研究論集 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 淑徳大学人文学部 |
| 巻・号・頁 | (8),103-112頁 |
| 著者・共著者 | 中野正昭 |
| 概要 | 主に西日本で上演される民俗芸能の「俄」は、地域共同体のメンバーが他のメンバーを相手に演じる奉納芸・祝福芸である。昭和以降、一部の俄は演者や劇団の職業化が進み、通常の商業演劇と大差のない「商業俄」となった。本来、民俗芸能の俄は地域共同体のメンバーが演じる素人性や、当意即妙な言葉の掛け合いによる即興性を本質とするが、商業俄では職業俳優がこれを演じ、上演台本を用いて笑いをとり、必然的にドラマ性を獲得することになった。本稿では、商業俄である佐賀俄・筑紫美主子劇団を例に俄に於けるドラマ性の獲得と展開を考察した。 |