教員情報 |
ササベ サエ
雀部 沙絵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 栄養学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 2型糖尿病の病態 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ホルモンと臨床 |
巻・号・頁 | 60(5),369-374頁 |
著者・共著者 | 福島 光夫, 雀部 沙絵 他 |
概要 | 2型糖尿病の主要な病態は、膵β細胞からのインスリン分泌不全と標的組織のインスリン抵抗性により、相対的なインスリン作用が不足して起こる慢性的な高血糖状態であり、両者の成因は遺伝要因と環境要因であるが、その関与の程度は個人や民族により多様であり、パーソナライズ治療の必要性が強調される所以である。欧米人とは異なる特徴を持つ日本人糖尿病患者の病態解明が進み、近年糖尿病治療に新たに参加したインクレチン関連薬の効果を含め、民族的特徴に合わせた治療・診断・予防の必要性が議論されるようになった。血糖コントロールだけでなく、患者個々のインスリン分泌能、インスリン抵抗性、脂質代謝異常などの病態を正確に把握し、テーラーメイドの予防や治療を実施していくことが重要であり、境界型など早い段階から患者個々の病期・病態に合わせた介入が必要である。 |