教員情報 |
タナカ トシオ
田中 寿夫 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 心理学専攻 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 公認心理師養成大学における心理実習の現状と課題:スコーピングレビューを援用した検討 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳心理臨床研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 20,13-26頁 |
概要 | 本研究の主な目的は、学部における公認心理師養成科目の一つである心理実習を、今後さらによりよく実施していくための指針を得ることである。スコーピングレビューの手続きを一部援用し、心理実習の実践報告論文等を収集、検討した。その結果、選定された12本の論文をもとに、各大学における心理実習の計画立案、実施方法やその工夫、新型コロナウイルス感染症対策を含めた実習上の配慮、今後の課題等の特徴がそれぞれ整理された。考察では、実習実施方法等の質的バリエーションを蓄積することの意義や、「学びの統合的実践の場」としての心理実習の位置づけ可能性等について論じた。また、喫緊の課題として、学び深い心理実習を実施するために、実習生と実習担当教員の負担感の軽減や、多様な学生の履修を想定した合理的配慮の事前準備の必要性等が挙げられた。最後に今後の展望として、心理実習を支えるための研究デザインの思案が提示された。 |