教員情報 |
モモエダ トモコ
Momoeda Tomoko 桃枝 智子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 3年保育幼稚園4歳児クラスに入園した子どもの他者関係の生成と変容 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 洗足論叢 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 洗足学園音楽大学・洗足こども短期大学 |
巻・号・頁 | 44,155-164頁 |
概要 | 園によっては、進級時に新入園児を迎え、新年度をスタートさせる場合がある。このような場合、新入園児は既に園生活を経験し、仲間関係やクラス文化を生成している進級児と共に園生活を過ごすことになる。本研究は、3年保育の幼稚園において2年保育で入園した子どもの他者関係の生成と変容過程を描くことを目的に、新入園児リホ(女児)の1年間の事例をもとに検討を行った。その結果、リホは入園当初において自ら進級時に関わることはなかったが、周辺的な立場として存在することで保育室内の状況や進級児らの関係を学習していたこと、リホと同じ新入園児であったトコとの関係を生成し、トコをアンカーパーソンとしながら進級児との関係を生成していることが明らかとなった。また、リホの他者関係の内実には、様々な変容の過程があり、新参者(リホ)と古参者(進級児)との関係の時期、古参者間の関係性の変容によって、進級児と同僚関係へと変容したことも明らかとなった。 |