教員情報 |
ヤマニシ テツヤ
YAMANISHI TETUYA 山西 哲也 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 不登校生徒における情意領域の変容-ソフトバレーボール指導の実践から- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 「YMCA総合研究所 研究紀要別冊」 |
出版社・発行元 | YMCA総合研究所 |
巻・号・頁 | 第3巻,34~50頁 |
概要 | 本稿は,山西が実践した「課題があり,楽しく,安心ができ教育効果のある授業」というねらいに基づき,バドミントン指導で,不登校生徒に価値観,運動有能感を与え,自己肯定感が高められたと考えている。その研究から得た知見を基に他種目,特に人間関係の構築を苦手とする不登校生徒に集団スポーツで,コミュニケーション能力と情意領域の価値観を身に付けさせるとともに,授業参加意欲の向上を目的とする。 結果,「運動技能領域」は,技術・戦術とも習得・向上するまでに至ったが,それには,身体を動かすための体力の向上,種目への知識・理解があってこそ,可能で,「情意領域」は山西がおこなったバドミントンの研究で明らかになった「価値観」を得るまでのプロセスと同様であり,本研究では,困難に立ち向かう気持ちと継続の大切さとする社会人に必要とされている「価値観」を得ることができた。 だが,運動技能面と情意面は単独で高次へと変容しているのではなく,双方が関連し合いながら高次へと変容が示唆できた。それは技能と情意が交互に影響し合い,「不安」「安心」「希求」「到達」の段階を追って,高次へと発展して行くプロセスである。 |