教員情報 |
ヤマモト イサオ
YAMAMOTO ISAO 山本 功 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 【雑誌論文】社会問題としての 「淫行」-東京都青少年条例の改正をめぐる攻防- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 中央大学『大学院研究年報』 |
出版社・発行元 | 文学研究科 |
巻・号・頁 | (第26号),121-132頁 |
概要 | 1995年から始まった、「淫行処罰規定」制定をめぐる東京都青少年条例改正運動とそれに対する反対運動の一部を記述したものである。1996年に都議会で審議された陳情書・請願書の全てを収集し、提出月日・提出地域・提出主体・署名者数・内容等の分析を行っている。淫行処罰を求める運動主体として町内会、PTA、青少年地区対策委員会、母の会、防犯協会といった青少年に関わる行政機構との関係をもつ地域住民団体が提出主体であったこと、反対する運動主体として労働組合、新日本婦人の会、日本共産党など「革新系」とされる諸団体が中心的だったことを明らかにした。「青少年問題」としての「淫行」も単なる事実の関数ではなく、クレイム申し立てという定義過程の産物であることを論じている。 |